最近、ダース・ベイダーがフ〇ッシーのクッションを愛用している姿を見て、大爆笑したピークオッドクルーのさちです。
今回わたしは、小野さんと初めてのお会いしてからの、目まぐるしい半年間のお話をします。
小野さんと初めてお会いしたのは2017年6月29日、FBグループ ”宇宙船ピークオッド” 初の『船外活動』でした。当時ちょっと仕事で腐っていたわたしは、グループ内で「一緒に天体観測しませんか?」という小野さんの呼び掛けに飛び付きました。もともと空を見上げることが好きだったので、仕事と全く違う世界で気分転換をしようと思ったのです。
当日集まったメンバーは、大半が小野さんのように宇宙関連の職業に就くことを目指している高校生や大学生でした。小野さんはそんな彼ら一人一人に声をかけ、背中を押していました。よく笑い、どんな問いにも丁寧にに答えてくれる小野さんをみて最初に感じたことは「なんて気さくなひとだろう」という驚きです。わたしにとってはNASAってだけで雲の上の別世界のイメージだったので、正直、ちょっと気取った、堅苦しい人物像を勝手に想像していました(小野さんスミマセン)。既に社会人として専門職に就いているわたしは、そんな小野さんと彼らのやり取りを、ただただ羨ましく見ているだけでした。しかし、一人の高校生が「サラリーマンが趣味で宇宙開発してるんですよ」と、あるWebサイトを教えてくれたのです(この話は後ほど…)。その日は天候が悪く、当初の目的である天体観測は出来ませんでしたが、その代わり、小野さんの提案で『だるまさんがころんだ』をやりました。大の大人が、夜の公園で大はしゃぎ(笑)。自分も含めて、だいぶ面白い光景でした。
数日後、わたしは教えてもらったサイトをみました。ナニナニ、「普通の人が集まって衛星開発をしよう」…これならわたしも宇宙に関われるかもしれない!そう思い、すぐにその団体にメールを出し説明会に参加しました。それが、『リーマンサット·プロジェクト』でした。
宇宙開発の「う」の字も知らないわたしでも、何か宇宙に関わることができますかね?との問いに、「何をやりたいか、何ができるかは、思いついた時でいいんですよ。まずはみんなの活動をいろいろ見て、そのうちに興味が出たところに行けばいいんです」そう言っていただきました。技術部では小型人工衛星の開発を行っており(もちろん全員本職は別にあります)、大変興味深かったのですが、現時点でスキル0の私は技術部を断念。しばらく広報部でお手伝いしながら、リーマンサットについて学ぶことを選択しました。
広報部として何ができるか考えていた時に、ピークオッド内で読書会の告知がありました。小野さんとお会いした2回目の機会です。ちょうどその時期、リーマンサットでクラウドファンディングを開始したところだったので、小野さんにその事をお話しすると早速Twitterで応援ツイートをしてくださいました。(なんていい人…)小野さんのツイートはリーマンサット内でも、ちょっとした事件で広報部のザワつく様をみて小野さんの存在の大きさを改めて痛感しました。(小野さんすごい!)
その後も小野さんから、リーマンサットをもっと広めて多くのひとに知ってもらいましょうとご提案をいただきました。(ホントにいい人!)
そして12月25日、最後の読書会で小野さんとお話した後に思ったのです。「あ~、半年前の自分は、まさかNASAのエンジニアと知り合いになって、宇宙関連の本の手伝いをしたり、小型人工衛星を開発している団体の一員になっているなんて想像できなかったなぁ」と。たった半年で、たった一つのきっかけで、わたしの世界は宇宙まで広がったのです。
あの時「天体観測」に参加していなかったら、そう考えるとちょっと笑ってしまいます。どんな些細なことでも一歩踏み出すだけで、未来は変わる、変えることができるのだなと思いました。みなさんも、ちょっと立ち止まったら、その先の一歩を踏み出してみませんか?
イマジネーションの航海へ。