リレーブログ⑤で種子島のお話を投稿しました、加藤成美です(^^)
再び宜しくお願い致します!
「宇宙に命はあるのか」が重版となり、小野さんも私たちクルーもますます勢いづいております!!
そんなわけで、今日は本のタイトルとなっている宇宙に命はあるのか?、一ファンとして考えてみようと思います!!
特別宇宙好きじゃない友人に「宇宙が好きだ」と言うと、ほぼ確実に「宇宙人っているの?」と聞かれます。
宇宙好きの私は「宇宙”人”は分からないけど、微生物は絶対いると思う」という、一般ウケの悪そうな答えを口にしてしまいます。
当然「微生物?……ふーん。」という反応。
ただ、もしこの友人が、小野さんの「宇宙に命はあるのか」を読んだなら、4章に入ったあたりからこっち側の人間になっているはずです!!笑
宇宙に命はあるのか?
この答えを私たちはまだ知らないわけですが、そのヒントを地球の中に探そうとすると、意外にも収穫があります。
【チューブワーム】
例えば地下のマグマや海底火山など、超高温高圧の環境でも活動する、嘘みたいに強いバクテリアもいます。
そして海底火山の熱水噴出孔にはチューブワームという奇妙な生き物が…!
口も胃腸も肛門もなく、ものを食べない不思議な生物。
にも関わらず何故生きていられるのか!?
なんと他の微生物を細胞内に取り込み、その微生物が硫化水素と酸素との反応で作り出すエネルギーで生きているのです!!
ちなみに、このような微生物を共生微生物と言いますが、私たちの腸内細菌ビフィズス菌なんかも共生微生物。
なので共生微生物自体は珍しいものじゃありません。
が、深海底の熱水噴出孔という暗黒・高温・高圧な過酷な環境で何も食べずに生きていることが、チューブワームが一般的な”生き物”のイメージとかけ離れている点なのです!
こんな不思議な生物が、私達の住む地球で今この瞬間も生きているのです!!
1.熱水噴出孔の様子(国立科学博物館より)
2.チューブワームの姿
【ヴォストーク湖】
もうひとつ、地球の中の小宇宙と呼びたくなるような場所があります。
それは南極の湖、ヴォストーク湖。
ご存じの方も多いかもしれませんが、ただの湖ではありません。
過去1500万年もの間、平均2000mもの分厚い氷の下にあり、琵琶湖の約20倍の広さを持つ大きな氷層下の湖です。
2012年2月、遂にロシアのチームが3769mもの氷を貫通させ、実に1500万年の時を超え、逆流した湖水のサンプル採取に成功しました。
現在も調査中ですが、DNAを抽出し分析すると、なんと未知の微生物が多数存在することが示唆されたのだそうです!!!
ちなみに1500万年前というと、猿人が二足歩行を始めるよりもずっと前のこと。
こんなにも長い間氷の下で隔離され独自の生態系が育まれているのだから、地球の中のエイリアン的な存在を期待してしまいます。
氷の下の海、海底火山の熱水噴出孔・・・
どうやらそんな環境が、太陽から地球より5倍も離れた木星の周りや、10倍近く離れた土星の近くにもあるようなのです。
これは、生命の存在を期待せずにはいられません!!
例えそれが、宇宙”人”ではなく微生物だとしても、我々地球人の歴史の中で”最大の発見”となるでしょう!
いつ、何故、そんな環境があると分かったのか?
今後どうやって調べようとしているのか?
その時、我々地球人が気をつけるべきことは何なのか?
その答えは全て、小野さんが本の中で教えてくれています!!
そしてもし、そんなまだ見ぬご近所さんに、私達のような”眼”があったなら・・・
彼らはどんな空を見ているのでしょうか!?
そんな想像を、私の友人(こっち側の。笑)で画家の、織田くんが描いてくれました(^^)
題して「エウロパ生命体から見る木星とガリレオ衛星」
※こんな世界を部屋に飾りたい方はこちら→http://www.artistoda.com
※先に小野さんの答えを知りたい方はこちら→https://www.amazon.co.jp/宇宙に命はあるのか-人類が旅した一千億分の八-SB新書-小野-雅裕/dp/4797388501/ref=sr_1_1?s=books&ie=UTF8&qid=1519182782&sr=1-1&keywords=宇宙に命はあるのか
※熱く語ってしまいましたが、誤り等がございましたらご指摘御願い致します。